今年で第5回目となる「プロ市民」人権賞。
今年も多様な団体・個人にエントリーいただき、ありがとうございました。

さて、今年の受賞者・受賞団体の発表です。

 

A賞は鮫島亮二さん(アクティビスト&編集者)です。

B賞は「安和、塩川で抗議行動を続ける市民」に決まりました。

 

受賞理由はこちら

「プロ市民」人権賞

社会運動をガンバルあなたへ

 「プロ市民」人権賞は労働運動・市民運動で活躍する団体/個人を表彰する賞です。 福岡地区合同労組のここ数年の争議解決金の一部を、基金のスタート台として動きはじめました。 
 「プロ市民」という言葉は、社会運動をやる人たちを侮蔑的に呼ぶことで知られているようです。しかし、そもそもは、「地域に根ざし、地域のことに主体的にかかわり責任を果たし続けることを引き受けた人」という意味で、佐賀県鹿島元市長の桑原允彦氏が考え出した造語。この「社会を切り開く、豊かな可能性のことばの復権」と「共同のネットワークを紡ぐことを求めて」を胸にしながら、賞名に名づけました。
 つまり、戦争、原発、差別、弾圧などを押し返すために活動している人を「プロ市民」とあえて呼び、草の根的に頑張っている方々へスポットライトを当てる事で、社会運動でがんばる人たちへのささやかな希望につながれば、という思いから賞を立ち上げました。

 候補者のご推薦、基金へのご支援・ご協力をいただきながら、この小さな賞をみなさんと一緒に大きく育てていけたらと願っています。

「プロ市民」人権賞・委員会

[福岡地区合同労組]

 1976年に、筒井 修(2020年1月逝去・前「プロ市民」人権賞筆頭運営委員)が中小未組織の労働者のための組合を結成。現場闘争・行政交渉・裁判などあらゆる手段を駆使し、そのほとんどが勝利的解決となる。全国の争議団ネットワークも中心的に進めてきた。一方で、幅広く市民運動にも関わり、日常的に会議の場・情宣カーの提供など、開かれた自由な市民運動を支えてきた。