お世話になってます1. 柴田一裕さん

「プロ市民」人権賞に携わっているのは、運営委員と選考委員だけではありません。特に表彰式は音響機材の取り扱いなどもあり、くわしい人のサポートが必要です。今回と次回は、そんな縁の下の力持ちな二人の方の紹介を行います。

一人目は柴田一裕さん。柴田さんは沖縄の米軍基地問題や日韓関係などを中心に活動、「ならゆんおきなわ」というグループで定期的に学習会も行っています。「ならゆん」とは、沖縄の言葉で「学ぶ」の意。ならゆんおきなわという名称には、「沖縄のことを学ぶ」と「沖縄に学ぶ」の二つの意味を込めているそうです。

「福岡YWCA平和グループ」「沖縄とむすぶ市民行動・福岡」との共催で、偶数月に行っている学習会では多様なテーマを扱っています。基地問題の現状はもちろんのこと、「沖縄とウルトラマン」のテーマで沖縄出身の脚本家・金城哲夫と上原正三を取り上げたり、「鉄道」という観点から、沖縄の過去・現在・未来について考察をしたり(沖縄に路面電車が走っていたことがあるって、ご存知でしたか?)、硬軟取り混ぜた内容となっています。

そしてこの「ウルトラマン」と「鉄道」の回を担当したのが柴田さん。持ち前の博識を存分に発揮し、参加者をうならせました。くわしいのはウルトラマンと鉄道だけではありません。運営委員の日髙が月に一度有志で行っている、東アジア近現代史の学習会でもアイヌ文化や韓国の近代史などについて、示唆に富む報告をいただきました。

その一方で、AKB48などのアイドルグループのファンという一面もお持ちです。